シロアリ駆除で使う薬剤は人体に影響はないの?

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シロアリの駆除は、薬剤を散布する方法で行われるのが一般的です。
シロアリの駆除には強力な薬剤が使用されるため、人体への悪影響が以前から問題になっていました。

現在は比較的安全性の高い薬剤が使用されていますが、人体への悪影響のリスクはゼロではありません。
シロアリを駆除する際には、人体への悪影響を避けるよう十分に注意する必要があります。

特に妊婦・子供・ペットがいる家庭は、薬剤の選定や駆除の方法について業者とよく相談することが大切です。

薬剤が人体やペットに悪影響を及ぼす可能性がある

現在のシロアリ駆除には、ある程度安全性に配慮した薬剤が使用されています。
しかし、シロアリを殺す強力な薬剤であることに変わりはなく、直接触れれば人体に悪影響が及びます。

シロアリ駆除を業者に依頼する際には、安全性についても十分に注意する必要があります。

以前は非常に強力な薬剤が使用されていた

以前は、シロアリ駆除に現在よりも強力な薬剤が使用されていました。

最も多く使用されていた「クロルデン」という有機塩素系の殺虫剤は、使用するとその家は二度とシロアリ被害を受けないともいわれていました。
また、「クロルピリホス」というという有機リン系の薬剤も使用されていました。

それらの薬剤は、強力な作用をもつ一方で環境や人体への悪影響が大きく、現在は使用が禁止されています。

現在使用されている薬剤にも注意が必要

シロアリ駆除用の薬剤による健康被害が大きな問題になったことから、現在は安全性に配慮した薬剤が主に使用されています。
以前は効果が数十年持続する薬剤も使用されていましたが、現在の薬剤は安全性を重視したため持続期間が短くなり、5年程度で効果が薄れてしまいます。

現在使用されている薬剤は人体への悪影響が比較的少ないですが、それでも強力な薬剤であることに変わりはありません。
シロアリ駆除用の薬剤にはさまざまな種類があり、人間の神経や細胞の機能に悪影響を及ぼすものもあります。
シロアリ駆除用の薬剤による健康被害には、現在も十分に注意する必要があります。

妊婦・子供・ペットは特に注意

妊婦・子供・ペットは薬剤の悪影響を受けやすいため、特に注意が必要です。

妊婦

妊娠中に薬剤を多く吸い込んでしまうと、胎児に大きな悪影響が及ぶ恐れがあります。
シロアリ駆除用の薬剤の中には、神経の機能に影響するものや、ホルモンのような働きをもつものもあります。

胎内の赤ちゃんは解毒機能が未成熟で、そうした成分の悪影響を強く受けてしまいます。
妊婦がいる場合は、胎児への悪影響のリスクを避けるために、そうした薬剤を使用するシロアリ駆除は極力避けたほうがよいでしょう。

子供

子供は身体が小さく、薬剤の影響を強く受けてしまいます。
体重1kgあたりで比較すると、子供は大人に比べて2倍以上の薬剤を吸収してしまうともいわれています。
特に乳児は床に近い場所で呼吸するため、薬剤を吸い込むリスクが高いです。

また、子供は化学物質に敏感であり、薬剤がアレルギーの原因になる場合もあります。
子供の健康悪化のリスクを避けるためにも、小さな子供がいる場合は、薬剤や駆除方法の選定に十分注意する必要があります。

ペット

気化した薬剤には空気よりも重いものが多く、床付近で停滞します。
犬や猫などのペットは床に近い場所で生活しているため、薬剤の悪影響を強く受けてしまいます。

また、薬剤の中には、哺乳類に対する安全性が高い一方で、魚類や爬虫類に対して強い毒性を持つものもあります。
犬や猫だけでなく、ほかのペットを飼っている場合も、薬剤の悪影響に十分な注意が必要です。

ベイト工法は安全性が高い

シロアリの駆除方法としては、薬剤を使用する「バリア工法」が一般的ですが、薬剤を散布しない「ベイト工法」という方法もあります。
安全性を重視する場合は、ベイト工法を選ぶのも選択肢のひとつです。

毒のエサを使用するベイト工法

「ベイト」とは「エサ」のことです。
ベイト工法は、毒のエサを使用してシロアリを巣ごと駆除する方法です。

ベイト工法では、ステーションと呼ばれる装置を家の周囲に設置して、そこにシロアリを引き寄せる毒のエサを入れておきます。
毒のエサを食べたシロアリは、脱皮ができずにゆっくりと死んでしまいます。
シロアリはエサを巣に持ち帰るため、ベイト工法はシロアリを巣ごと駆除することができます。

ベイト工法は安全性が高いがデメリットもある

ベイト工法は薬剤を散布せず、毒のエサは脱皮する昆虫にしか効果を発揮しません。
そのため、極めて安全性の高い駆除方法です。

しかし、ベイト工法は駆除に時間がかかり、早くても1ヶ月から3ヶ月程度必要です。
そのため、既に被害が進行している場合にはあまり適していません。
また、費用が薬剤を使うバリア工法よりも高めです。

ベイト工法には安全性の高さというメリットがありますが、行う場合はデメリットもよく考慮する必要があります。

薬剤による悪影響を避けるために

より安全にシロアリを駆除してもらうために、注意しておきたいポイントをいくつかご紹介します。

安全性の高い薬剤を使用している業者を選ぶ

シロアリ駆除に使用する薬剤にはさまざまな種類があり、比較的安全性の高い「ホウ酸化合物系」の薬剤や、天然由来の成分を中心とした薬剤を使用している業者もあります。

参照:ピコイ「シロアリ駆除用薬剤によるアレルギー、赤ちゃんや小さな子供、妊婦への影響は?」

参照:ミドリヤ「シロアリ駆除剤の安全性について」

安全性を重視する場合は、そうした薬剤を使う業者を選ぶのもひとつの手です。
見積もりを依頼する前に、どういった薬剤を使用しているのか聞いてみるとよいでしょう。

業者と相談して薬剤の種類や駆除方法を見直す

妊婦・子供・ペットなどがいる場合は、見積もりの際に駆除方法や薬剤の種類についてしっかりと業者と相談しておくことが大切です。
安全性の高い薬剤の使用や、ベイト工法の検討など、安全性を高める方法はいくつかあります。

優良な業者は、そうした安全性への配慮もしっかりと行ってくれます。
そうした相談に熱心ではなく、安全性への配慮がみられない場合は、その業者を利用するのは避けたほうがよいでしょう。

シロアリ駆除の現場からなるべく離れておく

シロアリ駆除の薬剤を多く吸い込んでしまわないように、駆除の現場からはなるべく離れておきましょう。

妊婦・子供・ペットなどは、可能であれば一時的に別の住居に避難しておくのも選択肢のひとつです。
ある程度の期間が経過してから戻れば、薬剤による悪影響のリスクを抑えることができます。

駆除後は換気と食物の取り扱いに注意

換気を怠ると、薬剤が室内に多く滞留してしまいます。
シロアリ駆除を行った際には、作業当日だけでなく、しばらくの間換気に十分注意する必要があります。

また、食品の管理にも注意が必要です。
食品を長くテーブルなどに置いておくと、空気中の薬剤が付着してしまう場合があります。
特に赤ちゃんや小さな子供がいる家庭は、食品の管理に十分に注意してください。

さいごに

シロアリ駆除に使用する薬剤によって、人体に悪影響が及ぶ場合があります。
妊婦・子供・ペットは影響を受けやすいため、十分な注意が必要です。

安全性を高めるためには、悪影響が少ない薬剤を使用する業者や、薬剤を散布しないベイト工法を選択するのが有効です。

シロアリ駆除を業者に依頼する際には、安全性についてもしっかりと考慮することをおすすめします。

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